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きょうは振替休日でもう一日お休みなんですね。
だからというわけでもないですが、久しぶりに昼ドラを観てしまいました。
レディースコミックの旗手、津雲むくみの漫画が原作の東海ドラマ「花衣夢衣」。
数奇な運命に翻弄される双子姉妹の愛情を描くものだそうです。例によって、双子姉妹がひとりの男をめぐってという三角関係なんですね。この構図はNHKの「ふたりっこ」でも、おなじみなので格別新しさはございません。しかも、きっと、最後は姉妹愛を貫くためにヘタレな男を棄てるというオチが見え見えです。「麗しの鬼」が好例でしたし、きっと「牡丹と薔薇」のヒット作を期待しているんでしょうね。
友禅作家として独り立ちした双子の姉、その姉のかつての想い人と結婚し子をなした双子の妹、家庭があるのにかつての愛が忘れない諦めの悪い呉服問屋の跡取り息子というのが、メインキャスト。もう典型的なカップリングですが、この双子の両親まで不倫だったり、旦那の病弱な弟との微妙な兄弟愛があったり。またその病弱な叔父にほのかな好意をよせる姪っ子がいたり。主婦が好きそうな波瀾万丈愛のイベントがふんだんにもりこまれています。
しかも、この双子姉妹の生き方の基軸にある、不幸のひとつが暴行事件でした。この原作漫画家の代表作はなぜか、ヒロインが暴行にあうものをよく扱っているのですが。それは主婦の襲われ願望をそそるという編集部の意向なのか、それともこの漫画家自身が性被害をのりこえて果敢に生きるヒロイン像を提示しようとしてみせているのか、どちらなんでしょう。
ところで、最近のドラマってやたらと漫画原作ものが多いですよね。脚本家が漫画しか読まなくなったのでしょうか。それとも現代小説よりも漫画の方が表現が豊かであったことに気づかれたのでしょうか。
「花衣夢衣」の原作が連載されたのは九三年から二〇〇〇年にかけて。終戦後すぐから物語はスタート、双子の老年期まで追うということですから平成近くまで続くスパンをもっているのでしょう。昭和リヴァイヴァルを求める中高年世代にはウケそうですよね。着物や和風テイストをご婦人方にも喜ばれそうです。でも、話の筋としてはすごく、やりつくされた感が否めない。
今日みた話ラストでは、双子の妹の長男が交通事故で死亡。亭主ははげしく妻をなじりました。双子で交通事故死って、もうベタですね。どうせなら、霊安室で「きれいな顔してるだろ、それ死んでるんだぜ…」とかつぶやいてくれたらおもしろかったのですが(ありえない)
で、この旦那は哀しみにくれて次回、スナックのママと浮気したり、想いが断ち切れないでいた双子の姉にもまたふたたび攻めてくるようです。あと、双子姉妹の母親に家庭をこわされ、実母を自殺に追いこんだ恨みからなにかと復讐しようとする男もでてきます。
双子の姉の師匠は人柄のできた人間のようですが、作中登場する殿方はほとんど、情けなかったり、あくどかったり。ひとりだちする女性が生きていくなかで、おしなべて世の男性こそは障壁だとうけとられているのでしょう。一途な男性からの愛も度を過ぎると、女性への暴力となり、また足枷ともなってしまいます。
なにか、こういう夫の無能っぷり、女心を解さない横暴ぶりを描き立てるドラマのせいで、離婚率やシングルマザー率がはねあがっている気がしますが、どうなのでしょう?
【2008/05/06 15:33】 時事記 |
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