チェーンメールの脅威とブログバトンの猛威と

不幸の手紙というものを送られたことのある方はおおぜいいるでしょう。いまや、あれにとってかわるのがチェーンメールです。中身が真実性のないものが多く、何人のひとに回してくださいと強要する悪質なメールは、いっしゅのねずみ講にちかく、ネットワークにも高い負荷をあたえるがために、社会的に問題視されています。
さいきん、輸血が必要な子どもがいる。たすけてほしいという虚偽のチェーンメールが出回ったとの報道がありました。入院先として書かれた昭和大学病院や日本赤十字に問い合わせ電話が殺到し。病院側が対応に追われて通常業務に支障がでるほど。病院は公式ホームページでチェーンメールであったことを訴え、事態は収束したようです。

ブログや個人のPC,携帯メールなどをつうじてひろがる情報ネットワーク。いわゆる口コミ効果に、企業も注目しはじめていますが、その情報の信憑性には、注意をはらう必要がありそうですね。

このチェーンメールについて、私が身をもって危機感を感じたのが、先般おきました中学生行方不明事件です。(メインブログの「障害を生涯の障害にする社会」をご参照)
昨年十二月にY市で男の子が行方不明となり、ネット上で顔写真や身体の特徴とともに捜索公開のお願いがよびかけられました。そして、この件に関しては、私もエディタで知り合ったアート&アニメーションコミュニティの管理人様が掲示板で告知されていたのを知り、メインブログで紹介していました。ところが、いちぶの善意の先走りしたチェーンメールによって、ご家族がこころを痛められたとのことです。
けっきょく、一月に保護されたため事なきを得ました。そして拙ブログも、捜索記事じたい削除いたしました。が、一度アップした記事ですから、いくらブログ上からみえなくなっても、ネット上にログが残されてしまう可能性もあります。すこし、うかつだったと思いました。
こういう個人情報をお気楽に趣味で運営しているブログで扱うことの危険性をあらためて感じましたし、また、私のブログをご覧になって芋づる式に情報が流れていってしまうことの恐さというのも。

ところで、よくブログにみうけられるバトンなるものも、いわばチェーンメールの一種。ガセネタではないぶん悪質ではありませんが、指名されて次の人に回してくださいとの強制は、もらって答えられない側にとりましては脅威ですので、答えて知り合いがいたとしても、あえて次の人に回さないひともいるのだそうです。
じつは、最近になってある方からもらっていたことを知り、さてどう答えようか、誰に指名したらよいのかと迷っています。

この指名するあてはあるには、あるのですが。果たして指名してご迷惑ではないだろうか、そして指名しても無視されたらどうしよう、という迷いがあります。
これはバトンだけじゃなくて、メールやブログのコメントでもいえますね。送るほうは善意なのだけれど、相手にとってはありがた迷惑なのかもしれない。
そのいただいたブログバトンについては回答を用意しているのですが、現在ほかに書きたい記事が押していますのと、次の回し先をかんがえあぐねているので保留中です。

このバトンにせよ、チェーンメールにせよ、会社や町内でまわる回覧板とおなじ感覚なのですが。これが回ってこないと仲間はずれにされたみたいな後ろめたさがあり、それがために必死で皆さん回そうとするのかもしれませんね。誰かとつながっていることを確認しておくため。ネットで孤独でないことを知らしめるため。


【参照記事】
チェーンメールで昭和大に電話殺到「3歳の子供助けて」(gooニュース 〇八年二月二十二日)
「3歳の子助けて」チェーンメール、日赤にも電話殺到(アサヒ・コム 〇八年二月二十二日)


【2008/02/27 12:50】 時事記 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

この記事に対するコメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

top>>

この記事のトラックバックURL