マイ・ベスト・セレクション!モニタプラザプロジェクト三選

いつもお世話になっているエディタのモニタプラザには、おもしろい企画が目白押しで、どれを書いて良いやら迷ってしまう。締切との兼ね合いもあるし、商品が魅力的であるかというのもあるけれど。いちばんの悩みどころは、その趣旨に応じた記事に自身が健筆をふるえるかどうかであろう。

このモニタ企画はエディタ運営者側が、いちブロガーの立場におりて、詳細を説明してくれるのが嬉しくとても親しみやすい。さらには、今回、参加者みずからがおススメプロジェクトを選ってみせようというプランもあるとのこと。興味をひかれたので、私も記事にしてみることにした。


映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
映画情報を提供するサイト、アスミック・エース エンタテインメント株式会社様の企画。商品は映画の試写会ご招待とのこと。
映画やドラマなどのの作品で印象に残ったキスシーンについての紹介。アニメや漫画、小説などと、対象範囲が広いのが嬉しい。じつは、私はこれにかこつけて、メインブログでいつも紹介しているマイナーアニメのワンシーンについて書こうともくろんでいた。が、多くの目に触れる機会があるのと、いささか人目をはばかるような過激なシーンがあるので控え、かわりにキスを扱った美術作品をとりあげることにした。これは先日掲載した「私が愛したアート・キス」である。やや、急いで書いたため論の性急なことこのうえない。推敲しなおして、また投稿しなおそうかと考えている。にしても、キスという切り口では芸術論を語ったことがなく、おもしろい試みであった。学術的につちかったものの見方に、誰もが親しみやすいテーマの方向性を与えてくださったことに感謝している。

「Let's KIMONO(着物)コンテスト」でうおがし銘茶の煎茶をGet!
株式会社ジェイティービー様が企画。うおがし銘茶・銀座店の煎茶という商品にも惹かれるのだが、そのテーマもいい。着物を着て行きたいところ、やりたいことの記事を募集。これから書く予定なので、くわしくは語れないが。がんらい和風好みである私にはうってつけのプロジェクト。日本人なら和服を語れ!成人式での若者の横暴などは見るにたえないが(メインブログでの拙稿「はるかに遠い正人式」参照)、これはいまの日本人が着物を着ても、そこにこめられた大和魂は身につけていないことの証左なのであろう。親戚に着物問屋がいることもあって、日本の衣裳文化の存続には高い関心を抱いている。ぜひとも参加したい企画だ。
関係ないけれど、旅行会社として有名なジェイティービーは、いつもおもしろいプロジェクトをうちだしていますね。関心、関心。

体温が上がった瞬間(とき)
スープ専門店「Soup Stock Tokyo」様がお送りする企画。毎日エディタから送られるナビゲーターりんこ様のご紹介文がおもしろくて興味をもった。日常の生活のなかで、ささやかな食事であるとか、こころのこもったおもてなしを頂いた体験であるとか。そんなこころが暖かくなるできごとを伝えてくださいというものだ。
スープの温もりを、こころの温度にもかけてあるのがこころにくい。「体温が上がった瞬間(とき)」とあるので、いっしゅん、熱い青春のワンページなんぞを連想してしまうのだけれども、その趣旨はどちらかといえば、やわらかな想い出を読ませてほしいということなのだろう。
ブログでは、いままで、自分の趣味にあわせた発言しかしてこなかったのであるが、こうした企業商品への応募に参画することによって、自身の書きものが、なにがしかの社会的影響をはらんでうごくのを感じることができる。それはとても嬉しいことだ。同好の士の集まりだけで文章を読みあっていくのもいいが、やはりなんらかの成果がないと、ひとは励みにならないのではなかろうか。


物品めあてというと、なんだか後ろめたい気はするが、このモニタ応募の企画はむりやり企業商品サービスの広告塔にっさえるというものでもない。また、先頃あった愛用のソニー製品の紹介という企画にもみられるように、その商品ブランドに愛着をもつものにとっては、うってつけの話。
近年、偽装ブランドなど日本企業の不正がよく聞かれはするけれど。多くの企業は、健全な経済活動をしている。ワンクリックで大金が得られると謳う詐欺まがいなアフィリエイトは信用おけないが、ちゃんとした効果をえている商品サービスならば、消費者は積極的に紹介してもいいだろう。そして、いま、消費者にも、ほんとうにそれが世に売れるべき残るべき商品サービスであるか、見極め、ただしくその情報をつたえてゆく義務があるのである。

私自身、学生時代に流通業界大手企業傘下の財団から学資支援をうけていたこともあって、自分がなんらかのかたちで、こうしたマーケティングに参与できないものかと考えていた。なぜなら、学府で得た見識は役立てようにも一般市民の生活からはとおく離れたものであるにすぎないからである。
消費者が企業にちかくなり、そのサービス展開に寄与して、積極的に経済をうごかすことは理想である。このモニタプラザの企画は、その一助となるであろう。そう願っている。

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【2008/03/07 21:20】 エディタ・モニタ私事記 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

私の愛したアート・キス

印象に残っているキスシーンはと聞かれれば、おそらく多くのひとは映画かドラマのワンシーンを思い浮かべるだろう。やはり、生身の人間の演ずる、愛をむすぶ物語があって、その到達点として描かれたキスは、なんともいえない麗しさがみてとれる。が、なんとなく、ハリウッド映画のキスというのは、時代劇でのチャンバラごっことおなじに、お約束だという気がするので、ここでは割愛する。

私が推奨するのは、美術作品に描かれたキスだ。昨年だったか、「美の巨人たち」というアート番組でキスを扱った絵画・写真の特集をしていた。日本とは違いおおっぴらにキスを描くことに長けている欧米であるが、意外なことに、キリスト教が支配した時代の西洋美術では、純血を旨としていてキスは神への捧げものとされた。神話や宗教を主題とした絵画ではいたしかたないことであったろう。美術史上、キスが人間の愛情表現として人間の側に降りてくるのは、やはり近代を待たねばならない。キスを描いた近代画家といえば、グスタフ・クリムトが有名だ。番組では、クリムトがベートヴェンの「歓喜の歌」に感化されて制作した大スケールの壁画「ベートヴェン・フリーズ」を紹介していた。それは人類史上最大級のキスを描いた作品なのだという。

私が記憶する最初の芸術的なキスといえば、中学校の美術の教科書に載っていた、マルク・シャガールの有名な一九一五年作「誕生日」。

シャガール誕生日(1915)


前を向いていた女性に、身をくねらせた男性がキスをしているという、キテレツとしかいいようがない構図である。あきらかに現実でこのような体勢はとれるはずもなく、子供心に羞恥心というよりは、なにがしかふしぎな気がした。ふつうに少女漫画などで美しく唇をかさねる恋人たちのシーンは目にしていたけれど。
男の足先は、女とは反対側を向いている。女が贈られたブーケを飾ろうと歩みだした、その隙をついて唇を奪ったものと推察される。その不意打ちというシチュエーションからして、なんとも艶かしく、どきりとする。とはいえ、こんなに宙を舞ういきおいで、愛しい彼女をもとめてくちびるから動いたという男の欲望に、卑猥さは感じられずに、洒脱なものを感じた。抽象的な画面のつくり、赤を基調とした彩色に、黒や緑、白といったメリハリのついた色合わせと、幻想的なタッチが、いやみを感じさせない。彼の絵がおしゃれなファンタジーとして人気を博しているのも、この軽妙な作風に理由がありそうだ。

芸術作品のキスとして、私がお気に入りなのは、彫刻にされたキスである。「考える人」でも名高い近代彫刻の父オーギュスト・ロダンの「永遠の青春」は、そのロマンスめいた名にたがわず、見る者をして恍惚とした境地にいたらせる傑作のひとつである。

ロダン「永遠の青春」


裸の男女が抱き合い、接吻をする。男の手は女の腰を熱く引き寄せていて、女は男の首に腕をまわして積極的に愛をもとめている。かなり大胆でなまなましい構図である。あきらかにセクシャルな行為を思わせる。ロダンといえば、サロンに出品した「青銅時代」があまりに真に迫っていたがため人体から直接型取りしたとの嫌疑をかけられ、以後等身大の彫像は避け、異常にデフォルメした関節や筋肉の造形をおこなったことが、有名なエピソードだ。逆にその一件が、躍動のロダニズムを生んだ。古代彫刻を模刻しただけのムーブマン(動勢)に乏しいアカデミズムから脱し、生き生きとしたフォルムと肉感をものとして、彫刻における近代化の道をひらいたのである。

さて、最後にもうひとつ珠玉の彫刻をご紹介しよう。ルーマニア出身で二〇世紀を代表する彫刻家とほめそやされているコンスタンティン・ブランクーシの「接吻」(一九〇八年)である。

ブランクーシ「接吻」


ロダン翁の工房で働いたこともあり、フォルムの簡素化と人体部分の複製・反復という遺伝子をうけついだブランクーシは、二〇世紀アートの申し子であった。この接吻は以後四〇年の長きにわたってつづくシリーズの第一作にあたる。〇七年にはじめて石の直彫りという、おそらく当時の最先端アートシーンにあっては時代遅れとされた技法に還って、厳しい制作をはじめ、それを生涯のスタイルとしたブランクーシ。接吻という主題は、彼のその彫刻観とくんずほぐれつの関係をもっていたといえよう。この初期作では、まだしも口づけを交わしあう男女の腕や、髪の模様など、まだ身体はそれとわかる程度に分節化されてはいる。が、時代を経るごとに、ふたりのからだは丸みと厚みをうしなって融けあい、ひとつの立方体の石塊へと変貌してゆく。

男も女もなく、ふたりの人間はひとしく合体し、ひとつの存在となる。それはひじょうに深い愛のむすびの喜びを、抽象化して表現せしめたといえよう。この接吻シリーズは、おそらく、ロダンの先行作をヒントにしたものと考えられる。また、この「接吻」のあわさったふたりの唇や瞳の部分は、のちに「接吻の門」や「沈黙の円卓」へと進化をとげるのである。

ブランクーシ接吻の門

ブランクーシ沈黙の円卓



ルーマニアのトゥルグ・ジウには、第一次世界大戦没兵士記念碑として、これらに「無限柱」をあわせた三作品が設置されている。

このようにみると、キスというのが、いかに形をかえようとも、芸術作品において主要なテーマであったかがおわかりであろう。キスとは愛し人への愛情表現であり、かつお慕い人への敬意の表明であり、また神への忠誠の証でもあった。そしてまさに、そうした愛や敬いこそが,数々の芸術文化遺産を輩出してきたのである。

ところで、昨年十月に三億円の絵画に、キスマークをつけて逮捕された女性アーティストがいたという。彼女は作品に対する愛情表現であって破壊行為ではなかったと主張しているが、対モノだけではなく、一方的に愛を捧げ対象を汚す行いは暴力に他ならないわけだ。愛を叫ぶなら、それをみずからの表現力でかたちにして示せばよかったのである。あまたの芸術家がそうしてきたように。

「接吻の門」は、毎年ヴァレンタインになると恋人たちがキスを交わす愛の聖地ととして、有名なのだそうだ。
ほんとうにすばらしい作品は、想いつうじあった人間の美しい愛をひきよせるものなのだろう。

【関連記事】
3億円の芸術作品にキス、罰金と公民課程の履修を求刑


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【2008/03/04 22:47】 エディタ・モニタ私事記 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

ブログつながる 人ひろがる エディタはじめよう


読者の皆様、ごきげんよう。
本日は私が参加しているコミュニティ、エディタをご紹介いたします。

mixiと同様のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の一種ですが、完全紹介制ではないこと、十八歳未満も登録可能なことが利点です。私はmixiつながりの知り合いがいなかったため、敷居がひくいのは嬉しかったです。

私はがんらいマニアックなアニメ作品のレヴューをしていたため、それつながりでリンクしていた方との交流を深めていました。が、どうしても意見のマンネリ化がおおく、かつたとえ趣味がおなじだとしても、本質的にゆずれない部分もある。それから、アニメのレヴューだけでなく、もっとひろい話題を書いてみたいと思いたち、この門を叩きました。

これを知るきっかけは、自分のブログの記事の下にある、Micro Ad の三行広告に、これが出ていたからです。昨年の十月半ばに登録しました。現在、五箇月が経とうとしています。キャッチコピーは、「読者が三千人にふえる」。ちょっとおおげさな数字ですが、アクセス数は大幅にあがりました。半年ほど前なら一週間で達するPVを現在たった一日で稼いでしまうこともあります。しかも、毎日更新していなくともです。いくら、いい記事を書いていたとしても、やはり多くのひとの目に触れる場所にでなければ読んでもらうことができません。ですので、自分のブログに自信がある方、もしくは交流をひろげたい方、ぜひとも、このエディタへの参加をお勧めいたします。

ちなみに、メインブログで表立って宣伝しないのは、あの場所は趣味の作品を語るところであり、あまり広報的な活動をしたくないからです。またエディタは個人情報を登録しておりますので、身元が確かな人に出会えます(確実にそうとはいえない部分もありますが…審査がすぐおわりますし)

また、メインブログの、エディタ内コミュニティの掲示板にも、エディタの利便性についてはいろいろ書き記しているのですが、外部にもひろめたいと思い、こうしてサブブログにてご紹介した次第です。

このエディタというサービスについては、これまでならとても出会えなかった方々と交流でき、とても感謝しております。が、しかしながら、悲喜こもごもございまして、現在の私はやや冷静な目でみつめております。

けっきょくのところ、どのようなシステムもそれに与するものの心がけ次第。この点については、現実社会も仮想コミュニティーも変わりません。
そのサービス内容につきましては、長所と短所をふくめて、折りをみて詳しくお話していく予定です。


【2008/02/24 14:54】 エディタ・モニタ私事記 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>